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平成16年 4月21日総合的都市活性化に関する特別委員会−04月21日-01号
平成16年 4月21日総合的都市活性化に関する特別委員会−04月21日-01号

  • "林田彪代議士"(/)
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  1. 熊本市議会 2004-04-21
    平成16年 4月21日総合的都市活性化に関する特別委員会−04月21日-01号


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    平成16年 4月21日総合的都市活性化に関する特別委員会−04月21日-01号平成16年 4月21日総合的都市活性化に関する特別委員会             総合的都市活性化に関する               特別委員会会議録 開催年月日   平成16年4月21日(水) 開催場所    特別委員会室 出席委員    12名         主 海 偉佐雄 委員長         澤 田 昌 作 委員     大 石 浩 文 委員         田 尻 善 裕 委員     上 野 美恵子 委員         坂 田 誠 二 委員     中 松 健 児 委員         牛 嶋   弘 委員     北 口 和 皇 委員         田 尻 将 博 委員     紫 垣 正 良 委員         宮 原 政 一 委員 欠席委員    島 田 俊 六 副委員長 議題・協議事項   新幹線整備、都市及び経済活性化並びに雇用促進のための総合的な対策に関する調査
      ・九州新幹線開通と熊本駅周辺整備について                              午前10時01分 開会 ○主海偉佐雄 委員長  ただいまより総合的都市活性化に関する特別委員会を開きます。  きょうは島田副委員長さんが御欠席でございますので御了承願います。  本日の議事に入ります前に執行部において人事異動がございました。順次紹介をお願いいたします。 ◎今長岳志 企画財政局長  ◎岡本安博 経済振興局長  ◎上田謙一 建設局長  ◎内藤祐二郎 都市整備局長  ◎中原謙吉 交通事業管理者   (人事異動紹介) ○主海偉佐雄 委員長  以上で執行部の紹介は終わりました。  本日は前回の本特別委員会に引き続き、九州新幹線開通と熊本駅周辺整備について審議をさせていただきたいと思います。  執行部から関係資料が準備されておりますので、その説明を聴取した後、各委員さんから御意見をいただくということでよろしゅうございますか。           (「はい」と呼ぶ者あり) ○主海偉佐雄 委員長  それでは、そういうことで進めさせていただきます。  それでは、執行部の説明を求めます。 ◎内藤祐二郎 都市整備局長  ◎永田剛毅 熊本駅周辺整備事務所次長   (九州新幹線進捗状況及び魅力ある熊本駅周辺のまちづくりについて資料に基づき説明) ○主海偉佐雄 委員長  以上で執行部の説明は終わったわけでありますが、資料の中に2年前倒しという活字も躍っておりますけども、当委員会で委員の先生方から前倒しの発言がありまして、もちろん陳情などもいたしましたが、その影響があったかどうか別といたしましても、前倒しの活字が躍るということはうれしく思っております。  最近特に新幹線についての活字が躍るわけでありますけれども、何といっても新八代から鹿児島へ開通したということが、熊本市民はもちろんですけれども、県民にとっても刺激になったのではないかと思います。  今、資料に基づいて説明がありましたが、順調にいっているところ、あるいはまた新聞等でも時折不安になる記事も出るわけでありまして、国はもちろんですけれども、県市とうまくいっているのかとか、いろんな点で心配もあるわけですが、何といっても、市が先頭に立って頑張っていかなくてはならないというふうに思います。  先般は秋田、盛岡の駅前周辺視察をさせていただきましたが、特に盛岡におきましては大変いい刺激はもちろんですけども、参考にもなったというふうに思っております。 ◆北口和皇 委員  先ほど委員長から前倒しの件のお話がございましたけれども、前回の委員会で、せめて2年くらいは前倒しをしていただきたいということを何度も申し上げたんですけれども、皆さんまさか2年の前倒しなんてということで、今、中松先生もおっしゃっていたのですけど、北口さんが前倒し、前倒しと言ってもだれも乗ってこなかったというようなことだったんですが、私と紫垣先生と、今度建設局長になられた上田さんは、陳情の際、2月18日、私どもは国会を回りました。私は松岡代議士三浦先生、野田先生は外遊だったんですけれども、新幹線の特別委員会のさなかに出てきていただいて、ちょうど新幹線関係の各県知事さんたちがその陳情をなさっている最中だったんですが、熊本は潮谷知事はお出になっておらず、黒田副知事が出ていらっしゃいました。  それで、松岡代議士三浦先生は、とにかく2年間の前倒しは私どもが全力で命がけで頑張りますと。2年は大丈夫だと思いますよというお返事をそのときにいただきました。委員長にはまだ御報告しておりませんでしたけど、紫垣先生、そうでしたよね。  そういう経緯があって、秋田、盛岡にしても新幹線は開通しているけれども、もう全然魅力がないと。朝食時も、ホテルに私ども以外お客さんはいないというような状態でした。新幹線が開通して、熊本の魅力をどのようにして出していくかということが私どもの大事な課題だと思っています。  平成9年に県市の協定を福島知事と三角市長でなされて、それで西側についても着実に区画整理が行われております。東地区においては田崎方面から駅までの間、ビジネスホテルあたり虫食い状態で買っているというような状態です。このままでいいのか、図書館の答申があっておりましたけれども、熊本市として、組合員ですから地権者でもありますよね。どうしていくのかというグランドデザインをきちんと描く必要があると思っていますが、いかがでしょうか。  合同庁舎は何とか間に合うようですけれども、東地区の組合員さん方は非常に御心配をなさっておられますので、グランドデザインを早く描く必要があると思いますが、その件についてお尋ねをいたしたいと思います。 ◎内藤祐二郎 都市整備局長  北口委員おっしゃるように平成9年に県と協定を結びまして、それぞれの受け持ち区分を決めたわけでございますが、市の分は西側を中心におかげさまで具体的な姿がぼちぼち見えてくるかと思います。この協定でそれぞれの持ち分を決めましたために、あれは県の仕事だ、これは市の仕事だということで、総合的に熊本駅周辺をどうするかと全体的にリードする役目をするものがちょっとはっきりしなくなったという反省点はございます。  また、協定については連立が2キロ延伸になりましたので、改めて県と協定を結び直す話し合いに間もなく入りますが、私としましては、やはり熊本市にある熊本駅ですから、熊本市がもっと、こうあってほしい、こう進めてほしいという意見を今後は県にも、JRさんにも、また民間さんにも積極的にお願いをしてまいりたいと思っております。  特に2年前倒しというお話もさっきから出ておりますが、時間は切迫してまいりましたので、改めましてその辺を積極的に市が動いてまいりたい。先ほど民間さんのホテルの話等もございました。確かに地形は区画整理されておりませんので、地形の1筆1筆が非常にでこぼこした土地ばかりでございますので、私ども民間さんにも積極的にお話をさせていただいて、何とか土地がきちっとした形で御利用願えないか、その辺の話し合いにも入らせていただきたいと考えております。 ◆北口和皇 委員  私も県市の第2の協定というのを早く結ぶべきではないかと、その時期に来ていると思っていましたが、それはぜひ急いでいただきたいと思っております。  図書館を入れるとするならば、その周辺をどうするのかという、やっぱり熊本らしさということを基本に置いたグランドデザイン、これを早く描いていただきたいと思います。  私どもは先ほど委員長から陳情が功を奏したかというようなことでしたけれども、ちょうど委員会の最中に来ていただきましたので、今熊本からの陳情をお受けしましたということを特別委員会の席で申し上げますということでした。御報告いたしておきます。  それと、この新幹線は熊本はおくれておりますので非常に不利益をこうむっていると。できるならば地元負担分も安くしてもらえないかということも言っておきました。これからの仕事に関する県・市の役割分担というのはやはり予算が伴うものですから、きちんとした協定書を作成していただきたい。それは早急にやっていただきたいと思います。 ◎内藤祐二郎 都市整備局長  協定、特に県が連立をやりますし、南Aの問題、これも県がやるということになっておりますが、もっと具体的なものをもう出しませんと幾らかかるかというのが確定できないということで、時間がないものですから、とにかく協定を急ごうという話になっておりますが、私としてはむしろ具体的な絵をかいて現実にできるもの、それで何ぼだという話をしませんと、また、単なる協定に終わってしまう可能性がございますので、その具体案をとにかく急がせていただきたい。  それに基づいて費用負担が明確になるような協定を今後結んでまいりたいと考えております。 ◆北口和皇 委員  それを急いでいただかないと、大体10年スパンで考えていたものが2年前倒しになると、この財政難の折、新幹線の予算にどの程度必要かということを確実に出していただきたいと思います。 ◆中松健児 委員  坪井川の遊水公園の問題がいつも頭に浮かぶんですけど、県と市が協定して、そして推進する計画になっている。市は進んだが県の分は残っているわけです。そういうようなことが若干県に対する不信感が私自身も一つの例としてあるわけでございますので、今北口委員が言われるようなことはぜひ詰めて、そして、例えば平成16年度の中でどういうふうに県の予算の中でこのことを進めようとするのか、その県の予算の分析ですね。国の三位一体の改革、さらに予算にかかわる改革含めて、特に予算面にかかわってどういうふうに分析しておられるのか。  その点がわかれば、今内藤局長は具体的にこれだというふうなことを言われましたから、それを進めるということは予算面についても何らかの見解といいますか、分析といいますか、それがあっているということの発言と思うものですから、そういうことを含めて現状を御説明いただければと思います。 ◎今長岳志 企画財政局長  三位一体の影響については、去年の経緯は御承知のとおりかと思いますけども、予算編成の直前で1兆円という目標が出されまして、ばたばたと決まったというような経緯がございます。したがいまして、現在のところ政府が今後残り3兆円をどうやって見直しをやっていくのかということについては、今後情報収集していきたいというふうに考えております。  また、県の影響につきましても、県の財政当局と連絡をとりながら、どういう影響になるかについては今後研究していきたいというふうに思っております。  ただ、新幹線につきましては、県市とも、特に市についてはまちづくり戦略の3つのターゲットの一つになっておりますので、やはりそういったことを踏まえての予算のつけ方というのが必要であるということは考えておりますし、また県の方にもそういったことを要望してまいりたいというふうに考えております。 ◆中松健児 委員  国と県とそういう連携を図るという基本線はわかるわけでございますけど、具体的に平成16年度の県の予算の分析をなさっていますか。これに関連する予算がどのように県の予算の中に組まれているか、そのあたり状況がわかればと思いますが。 ◎今長岳志 企画財政局長  県の方は県知事選がありましたものですから骨格予算ということになっておりますので、今後6月補正の肉づけ等を見ながら分析してまいりたいというふうに考えております。 ◆中松健児 委員  2年前倒しというのは行政にとっては大変なことですね。計画の総見直しをやらないかんわけで、その基盤になるのがやっぱり予算ですよね。それともう一つは意欲ですよね。そこらあたりのことが懸念されるものですから、そうするとせっかちになりますと、もうつくることに追われて都市の魅力づくりがこちらに押しやられると、こういうことになりますし、盛岡の例が北口委員から出ましたけど、結果的には新幹線が来たわ、都市は余り浮揚しなかったと。そうすると、熊本市も通過点になってストロー現象になりはしないだろうかという懸念が非常にある。  そういうようなことの大きな分析と、そして2年前倒しにどうしていくのか。そこら辺十分集中的な、内部的にも、それから対県、対国のものを早急に、北口委員の言われることと重複しますけど、早く進めないと、これはとてもではない大変だろうと素人考えでもあります。  そして、北九州市の例ですけど、小倉駅を中心と、もう一つの黒崎駅を中心にしているんですけど、一つのところは栄えるけど、片一方の方はどんどん衰退していく可能性があるんですね。だから、ここは上通り・下通りを中心に一つのものと、そして駅前を活性化して、そしてその中間点までうまく活性化するような都市の魅力をつくっていくことも大事ではないかと。福岡の例を見ますと、天神と駅との真ん中にキャナルシティをつくっていますね。そういううまく人の動きあたりも見ながら都市計画像を考えておられると思いますけど、そういう魅力づくりとともに、当然金もかかりますし、交通体系のものもありますから、ここに出ましたのは一つのたたき台でございますけど、ぜひこれは要望になりますけど、取り組み方をお願いしたいというふうに思います。 ◆田尻善裕 委員  先ほどから県との連携という言葉が聞こえて、一番大事なことなんですけども、その連携のとり方というのは、例えば定期的にやっているということでしょうか。それとも県からの呼びかけ、それとも市からの呼びかけでそういう合同の会議をやっているのでしょうか。 ◎永田剛毅 熊本駅周辺整備事務所次長  県との連携ということに関してのお尋ねでございますが、県との会議というのは2つほど会議がございまして定期的にやらせていただいております。  一つが県市連絡会議というものでございまして、これに関しましては、先ほどから話題になっております県市の協定の見直しでありますとか、そういったものに関しては、この連絡会議の中で詰めていくということでございます。その連絡会議の下部組織といいますか、事務担当者の会議でワーキンググループをつくっておりますので、ワーキングを15年度も6回ほど開催をさせていただいております。  それからもう一つはJRも入りました県市検討会議というのがございまして、これにつきましては駅前広場あるいは直近街区の整備の方針、こういったものについて方向性を出していきたいということで設置されておるんですが、こちらの方も昨年3回ほど開催をされておりまして、こういった会議で県と市の意見の交換でありますとか、意思の疎通を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 ◎内藤祐二郎 都市整備局長  決して県市がうまくいっていないということではございませんで、具体的な絵をきちんとまだ描けてないものですから詰めができていないということでございまして、その作業を急ぐことによって、県市がさらに一体的に事業を進めていきたいという考えでございます。 ◆大石浩文 委員  今の質問にも関連するんですけれども、県と市がきちっとスクラムを組んでというのは当然だと思うんですけども、いわゆる経済界との連携というか、当然これは経済界に大きな影響を及ぼすことでもありますし、その民間の力というのを大いに活用しなければいけないと思うのですが、その経済界との協議なり、そういったものを今行われているのか。例えば、今後そういった場を設けられる可能性があるのかお聞きしたいんですが。 ◎千葉忠 熊本駅周辺整備事務所長  経済界との関係につきましては、商工会議所の中で駅周辺の特別委員会等も設置されておりますし、そこに県、それから私ども熊本市もオブザーバーとして参画させていただきまして、いろいろな形で意見交換をさせていただいているような状況でございます。 ◆大石浩文 委員  民間の投資をどんどん引っ張り出すということを念頭に、行政だけではなかなかできないことが多いと思いますので、ぜひそういった形で協議をお願いしたいと思います。  それと、3月13日に新幹線が開業して、当初開業効果がどういうふうに熊本市に出るかということがはかりかねていると、見えてこないという状況だったと思うんですが、現在1カ月少し経過したわけですけれども、どのような影響というか、開業効果が熊本市に出ているのか。乗客数当たりの動き等も含めてなんですが、その辺はどのように把握をされていらっしゃいますでしょうか。 ◎永田剛毅 熊本駅周辺整備事務所次長  新幹線の開業効果につきましては、大石先生おっしゃいましたような乗降客数、こういったもので把握をしたいというふうには考えておりますが、現時点ではそういった資料が手元に入っておりませんので、今後JRの方等からもできるだけ早く情報収集しまして、その効果につきまして把握したいというふうに考えております。 ◎内藤祐二郎 都市整備局長  まだ開業したばかりでございますので具体的な数字は見えませんが、JRの開業に伴うキャンペーン効果というのは相当なものが出ているということで、これは一つの例でございますが、金峰山にだご汁屋さんがございますけども、あそこは毎日県外ナンバーの台数をカウントしておりまして、この前私が行きましたら、今まで月に鹿児島ナンバーというのは数台しか来なかったんですが、月に500台、あそこのだご汁屋さんに鹿児島ナンバーが来るようになったというようなことで、新幹線が自動車を連れてきたというような、私どもが考えもしないような、経済というのは奥の深いものでありまして、そういう多方面から見る必要がございますので、1年過ぎませんとなかなかこれはカウントできないのではないかと思っております。  先ほど経済のお話がございましたけども、これだけの大きな税金を投入するわけでございますので、やはり駅周辺で社会活動や経済活動が発生してないと何のための新幹線かわからないと。ただ、飾り物や目隠しで整備するのは簡単でございますが、そういう社会活動が発生している状況を私どもは念頭に置いて整備を進めてまいりたいと考えております。 ◆牛嶋弘 委員  将来を見据えたいろんな御提案がなされておりますけれども、実は西区画整理事業の中で、現状は約200世帯ぐらい他の地域に移られているやに聞いております。その中で、先ほど駅全体の完成は平成30年度というような予定でおられるということですが、今お住まいの方たちが大変な希望と期待を持ちながら、現実は裏切られているみたいな感じがいたしますというふうに、先般、自治会長さん、連合会長さんの中でそういうお話を聞きまして、どうにかできないものでしょうかというお願いが2点ありました。  というのが、今、空地が大変目立っておって、夜になると危ない、危険が伴っているというふうに説明をされました。というのが、防犯灯や道路灯があるかないか。この問題が1点あって、昔は車も通れなかったところを、西側をやっと開発していただける、新幹線に伴って明るいまちづくりをしていただくという本当に感謝はいたしますけれども、現状は先ほども申し上げましたように約200世帯が他の地域に、説明もあったように2万900人が今は1万200人というような方で減少の一途をたどっている。昔は花岡山から見れば、春日西側は明るい電灯がともった町でした、今見れば真っ暗闇の町ですと。  環境もつくる、経済もつくるというような形がなければ、これはいけませんという御説明も今ありましたけれども、それでは十何年間待って今までどおり明かりがない、空地がある、家を建てたくてもまだ建てれないというような形の進行状態と思いますから、どうか皆さんへのお願いは、西区画整理事業の各自治会の皆さん、あるいは明るいまちづくり委員会の皆さん、推進委員会の皆さん、やっぱり半年に1度くらいは皆さんとお話しされて、協議をなされて、今何か心配事ありますか、今後どういう方向でいったらいいでしょうか、これをどうぞ取り組んでいただきたいと思います。  今まで商行為で生活をおられました、例えば牛乳屋さんでも結構、八百屋さん、魚屋さん、肉屋さん、これが売り上げが本当にダウンしていると。どうやって生活していいでしょうかというように、この間もおっしゃっていましたから、目に見えないとおっしゃるわけです。できるのはわかっているけど、その間の区間をどういうような形で私たちを指導していただけるか、どういうふうな形で町をつくっていただけるかと。ただ、私たちは待ちの態勢では不安で不安で仕方がないとおっしゃっていますから、再度申し上げます。やっぱり半年に一遍あるいは3カ月に一度ぐらいは周辺の皆さんとお会いされて、今こういう形でこうやります。  先般も市長さんに各自治会連合会長さんたちを初めとして陳情に上がっておられますけれど、その答えはありきたりの答えでしょう。私たちはどうやって生活しますかというような、協力している私たちが不安で不安でどうしようもない現状が、先ほど言いましたように明るいまちづくりをするのに真っ暗闇、空地がある、暴走族は来る、あるいは変な人が来る。だから、今そういう不安でいらっしゃる人たちもいますから、協力しているのにそれで何でおれたちが生活できなくなるのか。それは30年ごろにはできる可能性あるかもわからないけど、その間、私たちはどうやって生きていかなければいけないのかというような形の御要望がありました。くどくど言いますけど、どうぞそこのところも頭に入れて推進方をお願いしたいと思います。 ◎千葉忠 熊本駅周辺整備事務所長  今、牛嶋先生から御指摘いただきましたように、実は私も赴任いたしまして、きのうまでに主な自治会長さんのところにごあいさつと現状の問題点あたりを聞きに参りました。今、先生がおっしゃったような課題点が確かに出ているのも実感してきたわけでございます。まずは我々の今の進捗状況並びに今後の推移、これにつきましては定期的にお話をしたいということを、逆に私ども行政の方からもお願いしてまいったところでございます。  おっしゃいました防犯の関係、それから既存店舗の関係につきましては、防犯関係につきましては南署あたりとも連携を進めましてパトロールの強化をしていただくようなお願いもして、既存店舗につきましては非常に大きな課題でございまして、どういった形でしたらいいのか今後検討させていただきたいというふうに思っております。 ◆牛嶋弘 委員  お願いでございますけれども、先般、庁内を回りまして、防犯灯の担当さん、それから都市の方、ちょうど三角の方に消防関係か何かで行っておられてお会いできなかったんですけれども、それをお願いしようかと言ったら、それは西部の方ではないでしょうかとか、みんなたらい回し的なお考えがあるわけです。ただ、これは永久な防犯灯ではないわけですから、仮設ですから。区画整備事業ができた場合きちっとした防犯灯はつくらなければいけないでしょうけれども、現状は家も建てられない、いろんな云々ありまして、仮設灯でいいんですから、明るい町をやってほしい。  昔は店舗があったし、明かりが漏れていて明るかったけども、今は店舗もそうやってシャッター通りみたいになる。それなら明かりも漏れないなら真っ暗闇と。その点重々たらい回しのないように。駅前開発の所長さんが権限を持って仮設の防犯灯をつくってやるというふうな気構えでいってもらわないことには、これはできないと思う。  さっき申し上げましたたらい回しではなく、やっぱりこれはこれに伴った事業ですから、局長さんもその旨、腹に決めながら所長を動かして、指示をして、つくってやるというような前向きな姿勢をお願いしたい。 ◆北口和皇 委員  るる牛嶋委員からお話がございました。これは当然市としてやるべきことです。千葉さんからの御答弁がございましたけれども、南署と連携をとるのであればセーフティーパトロールの回数をふやしていただく、これは当然です。  防犯灯についても陳情もあっているということですから、それほど今大変な状況にあるということで、新幹線、都市整備局の方で所長が中心となって仮設の防犯灯をつけるか、建設局との連携をとるなりして早急にそれはすべきことです。今までやってないことの方がおかしいですよ。 ◆坂田誠二 委員  鹿児島本線、また新幹線が全然鹿児島本線が通っていない場所を西里地区の中で自治会2つ通るわけですね。  それで今地域からいろいろな運輸機構、県、市に要望も出ております。昨日も自治会の方からいろいろなお話もございました。住民の思いとすると静かな農村部の自治会の真ん中にいきなり鉄道が走る、高架で、ましてや自分たちの上を走る、その環境的ないろいろな弊害といいますか、私がその人の立場になるならば、当然いろんなことを言いたいというのは思うんですよね。だけど、市が一番身近でございますので言っているんですけど、これは運輸機構、県、その辺に住民側の環境への弊害というのは、例えば今の沿線を新幹線が高架で通る、そういう場合ではわかります。だけど、農村部を今まで全然鉄道も通ってなかったそういうところに新たに通る。本当に地域住民とその人たちの立場になるならば、これは正直な話、思いがあると思うんですよ。  その辺は、これは先ほどから言いますように、行政もしかり、運輸機構も少しは住民の意見、要望も聞いてほしいというお話があります。今後の県、運輸機構に対しまして市側からの働きかけといいますか、市ももちろんでございますけど、やっていただきたいということでございます。 ◎鍋島陽一 熊本駅周辺整備事務所次長  坂田先生御指摘の地域住民の方々、特に農村部を通るということで、何も関係ないところに新幹線が通って環境を破壊するというような御意見は当然ございます。その中で、我々としましては市民の方々の代表としまして、運輸機構あるいはJR、あるいは県に対しまして十分お話をしていっております。  特に新幹線に関しましては、運輸機構が全責任を持ってやるというようなことでございますので、住民の方々の御意見を十分反映できるようにお話をしてまいっております。  ただ、できない面も多々あるかと思いますけれども、その辺は十分論議を尽くしていきたいと考えております。 ◆坂田誠二 委員  住民の皆さん方の思いが十分達するということはなかなか難しいかと思いますけど、我が住んでいる地域の真ん中をいきなりトンネルから出てまっすぐ通るというような、そういう形の中では、やっぱり先ほど来言いますように、十二分に県なり、また運輸機構の方にいろんな市のお力添えを今後ともよろしくお願いをしておきます。 ◆田尻将博 委員  東A地区の再開発事業ですが、熊本駅から出ましたら東A地区が正面になるわけですよね。この再開発事業は確かに経済がこれだけ冷え切ってしまって最初のもくろみから相当変わったろうと思うんです。  私どもは、例えば行政がこの再開発事業にどれだけ意見が言えるのか、また、どれだけ手助けができるのか、こういうのを一つ再分析して、もうだめならば、もうあそこを全部行政が買ってしまう。そしてグランドデザインをつくり変えると。そういう荒技をしない限り僕は進まないだろうと思うんです。確かにいろんなお話を聞きましたら、大手ゼネコンから、経済界からいろんな情報を駅周辺整備事務所長以下みんなやられていることは十分承知しております。しかし、一歩も二歩も進まない、進めない。ましてや再開発事業で道路の拡幅問題もある。これは何とか違う事業でやろうとか、いろんな情報を聞くわけですが、ゼロからあそこの再開発事業を見直さない限り、僕はこのタイムスケジュールの中ではでき上がらないと思うのです。  この前から言っておりますが、ぜひその辺の考えも切りかえていただいてやっていただきたいというふうに思います。千葉所長、行かれましたので、千葉さんのいる間にそこをしてもらいたいと思います。 ◎千葉忠 熊本駅周辺整備事務所長  田尻先生がおっしゃいましたように、平成5年度の準備組合の設立時点からしますと、社会情勢が変化いたしまして、再開発事業そのものが全国的に非常に厳しい状況になっております。  したがいまして私どもも、今、先生から御指摘ありましたように、再度、現時点でどれくらいの事業の再開発ができるのか、それを再度練り直しておりまして、その中で行政としてもそこに、再開発事業を成立するために公共施設の整備とか、規模等も考えました上で、今後早急に検討していきたいと思います。  先ほど私どもの局長が申しましたように、整備新幹線に合わせるというような形になれば、現在の予定では17年度ぐらいには都市計画の決定をしないとタイムスケジュール的に非常に難しいというような状況を感じております。  したがいまして、16年、17年でどこまでそれを詰めることができるかというのが勝負になるのではないかと。それにつきましては、私ども全力を挙げまして、再度事業化に向けての検討をしていきたいというふうに考えておりますので、どうぞ御支援のほどよろしくお願いいたします。 ◆宮原政一 委員  A地区については、もう十何年来の計画が遅々として進まずにいるというのは、田尻委員の言われたとおりです。何とか発想を変えてやらないことには、いつまでたってもできないのではないかというふうな気がいたします。  それと、これには非常にいい絵をかいてありますので、絵にかいたもちにならないように全力を挙げて取り組んでいただきたいと要望いたしておきます。 ◆上野美恵子 委員  関連なんですけれども、さっき説明では1万平米の公共施設ということで市の部分についての説明があったかと思いますけれども、もともとこれは5万平米の事業に対して、市がその5分の1を整備するというふうな形の基本計画になっているかと思いますけれども、各委員さんからも意見が出たように再開発の事業というのは本当に厳しいですよね。どこに行ってもかなりの再開発ビルが破綻状態にあるようなところもございます。  さっき市の方としては1万平米という説明がありましたけれども、全体的に見て現状での5万のうちの1万を市が整備をしていくという計画自体の、見直しについて意見があったのは、そういうところも含めて皆さんお考えなのかというふうに思ったんですけど、今、市は一体、この1万を含めた全体の事業計画に対しての見通しについてどんなふうにしていくつもりか、千葉さんから見直し、練り直しているという表現がございましたけれども、その練り直しについて、もう少しお考えをお聞かせいただきたいです。 ◎千葉忠 熊本駅周辺整備事務所長  今御指摘がありましたように5万平米というのは、現在の土地の利用からしまして最大限に容積をアップした場合に5万程度ではないだろうかというのを今まで想定していたわけでございまして、その中で私ども公共施設整備につきましては1万平米以上あれば、公共の負担は大きくなりますけれども、再開発事業の成立性が高くなると。5万平米にこだわっているわけではございません。  これにつきましては、どれくらいが一番事業成立ができるのかという規模も含めまして今後検討していきたいということでございまして、これにつきましては御承知のように、公共だけの施設整備だけではできませんので、これに民間さんとか、そういった方々から東Aにふさわしい施設を探してこなければいけませんので、そこら辺が決まらないと具体的に規模はわかりません。  ですから、それを我々は今全力尽くしまして、先ほど申し上げましたように民間さんあたりの誘致活動も含めて動いていきたいというのが現状でございます。 ◆上野美恵子 委員  民間も含めて今から誘致に動いていきたいというお話がありましたが、これまでも随分誘致関連に関してはされてきているんですよね。改めて大変だなという実情の中でどういうのをターゲットにして動いていかれるのか、何かお考えがあるのでしょうか。 ◎千葉忠 熊本駅周辺整備事務所長  バブルの時期は商業施設とかオフィス施設あたりが非常に全国でもてはやされたわけでございますけれども、御承知のように現在商業施設あたりは非常に苦戦しております。ですから、そこら辺は我々も商業施設等を一番主題にするとか、そういったことについては非常に成立しにくいのではないかなと。だから、そのほかで具体的に今後どのようにしたらあの辺が活性化につながっていくかという施設も含めまして検討しているところでございます。  ただ、全国的に言えますのは高齢社会等も再来いたしまして、全国的な展開で多いのは都市型の住宅あたりが非常に多うございますけれども、果たしてあそこに都市型住宅の大きいやつをつくった方がいいのかどうかということも視野に入れながら、今後検討していきたいというふうに思っておりまして、まだ、具体的な施設につきましては今のところありません。 ◆上野美恵子 委員  具体的な施設という意味で私も聞いたつもりはなかったんですけど、これからの方向として、どういうところに視点を置いていくかというところのお考えをお尋ねしたんですけれども、先ほど別の委員の方のお尋ねで、永田さんの方から現状ではまだきちんと把握できていなくて、これからだというふうにおっしゃいました。  以前の調査はあったかと思いますけど、一つは駅の周辺にどういう人の流れが生まれるのかということをよく把握しないといけないと思うんですよね。市内の人の流れがどうなるのか。特に先ほど意見が出たように、春日地区を含めて周辺の人が少ない地域にもなってきているので、もともと住人の少ない地域、しかも市外からの人の流れがどうなっていくのか、そこら辺も含めると、市外の人たちと市内の人たちの人の流れをそれぞれにつかんだ上で、それに基づいて一体どういう人たちがそこに滞留して、どういうことをそこの部分で求めていくのかということを早急に把握した上で再開発ビルをどうするのかということを検討しないといけないというふうに私は思います。
     これまでも駅については、特に駅前広場が遅くなるということもありまして、おり立ったときの熊本市の印象という面を懸念する声も随分ありましたけれども、そういう面ではグランドデザインを描く上でも、やっぱり県民、市民、そういう知恵をうんと集めるような議論が非常に必要ではないかというふうに思っています。  千葉さんの方からは、面積も含めて今後検討が要るというふうにお答えがございましたけれども、そういうときに、これは組合施行ではありますけれども、組合部分だけではなくて、そこがより広範な市民の声をしっかり受けとめながら知恵をそこに集めていくというふうな、そういう企画の仕方というのを私としては大いにやっていくことが、この事業がより有効な中身のある事業になっていきはしないかというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ◆北口和皇 委員  公共施設の1万平米。図書館の答申はあっていますけれども、市としてどういう施設を予定されておられますか。 ◎永田剛毅 熊本駅周辺整備事務所次長  図書館機能を有する情報交流施設ということでございまして、まだ具体的に図書館を何平米とか、その他の施設を何平米とかいうところまでの試算はいたしておりませんが、基本的には図書館というのは市民の方の利用が中心になるというふうに考えております。駅前でもありまして、新幹線が開業すれば九州各地から人が訪れる場所でもありますので、そういう九州各地から人が訪れてもらえるような施設、そういったものの導入をしたいと。  これは民間の施設についてもそうでございますが、そういう公共施設にふさわしい民間施設の導入もあわせて考えていきたいというふうに思っております。 ◆北口和皇 委員  図書館は決定ですか。 ◎永田剛毅 熊本駅周辺整備事務所次長  これまでも市長の答弁等でもありますように、はっきり決定ということではありませんが、それを中心に考えていくということでございまして、これに関しましては経営戦略会議等もございますので、そちらの方での御決定をなるべく早い時期にしていただきたいというふうに考えているところでございます。 ◆北口和皇 委員  先ほど田尻委員からもありましたけれども、本当に今民間が大変なので、できたら市全部が購入してというようなことができれば、それにこしたことはないと思います。  先ほど大石委員からも経済界の方はどうですかとおっしゃいましたが、経済界も含めた東A地区の皆さんが県市で早く協定をやっていただきたいというのは、県市でどの程度力を入れていただけるのかということを打ち出していただきたい。それを私どもは今回どうするかということであろうと思います。  そこで、今長予算担当局長にお尋ねいたしますけれども、この1万平米、これに伴う予算というのはどの程度お考えか。それと同時に、この新幹線に関して熊本市が必要とする予算、つかみ予算でどの程度になるのか。1万平米以外に、この熊本駅東A地区を行政として買う余力があるかお尋ねいたします。 ◎今長岳志 企画財政局長  今の御質問につきましてでございますが、具体的に市の公共施設という中身がまだ決まっておりませんものですから、当然何をつくるかによって予算というのは変わってきます。ただ、駅周辺の全体の整備費ということについては、今のプログラムの中でもある程度、財政の中期見通しの中でも考えているところでございますので、それが決定次第、また詰めていくということになると思います。 ◆北口和皇 委員  図書館予算というのはほぼお考えのようですけれども、どの程度予定されておられますか。  それと、新幹線に伴う県市の協定が必要だということは、結局そこで市の予算というのがどの程度必要かということですので、この中期ビジョンの中において新幹線が来るのはもう間違いなかったわけですから、市として幾ら今後必要であるのか、つかみ予算でお答えいただきたいと思います。 ◎今長岳志 企画財政局長  先ほど永田次長からも御答弁ありましたとおり、図書館を中心とした公共施設を検討していくということでございますので、まだ具体的な中身が決定しておりませんので、当然その中身が決定次第、そちらに優先的に配分していくというようなことにはなるんだと思います。 ◆北口和皇 委員  それでは全く論議ができませんので、早急に執行部のたたき台という案をつくっていただいて御提示していただきたいと思います。  17ページの熊本駅A地区市街化再開発事業、この中にイメージパースが打ち出してありますが、できるだけ早くこれがイメージパースではなく、パースを打ち出していただきたいというのが地域住民及び経済界の要望でございますので、早急にやっていただきたい。でないと具体的な論議ができません。 ◆田尻善裕 委員  2ページ目に駅周辺地区と中心市街地のことで白川、坪井川の活用という文字が入っております。私一般質問でもさせていただいたんですけれども、熊本の活性化というのは新幹線が開通してどれだけの人に熊本でおりてみようかと思わせるという観点からも、坪井川は例えば熊本城へのアクセスとして遊覧船とかそういうのを考えてみてはどうかという提案をさせていただいたんですけども、坪井川は県が管轄していますので県の方にお話をしたところ、それはもう全面的に協力しますというお話をいただいたんですけども、市としてどういう考えを持っていらっしゃいますでしょうか。  この地図を見たら親水公園あたりが乗り場で非常に適当ではないかと思ったんですけども、もし可能か、それかグランドデザインにこれから入れていけるのかどうかお話をお聞かせください。 ◎内藤祐二郎 都市整備局長  坪井川の活用はまちづくり戦略の一つの項目として上がっております。ただ、柳川であるとか、そういう遊覧的な川の使い方ございますが、坪井川自体は広範囲な排水河川でございますので、一たん雨が降りますと激流に変わるということで非常に危険性が高いです。  ただ、熊本城の目の前にあって、市街地の真ん中を流れているという、そういう特性もあるわけでございますので、私どもはもっと坪井川を生かした町の魅力を高めるという方向について真剣に考えてまいりたいと思っております。  ただ、リスクがあるものですから、そのリスクを回避しながらとなりますと、定期的なものはもちろん難しいと思いますけども、不定期であれば可能性がないことはないかなと思っていますので、今いろいろ検討をやっているところでございます。 ◆紫垣正良 委員  きょうは周辺のまちづくりということで特別委員会で論議をする。東西南北、地域的な問題、いろんな問題、自由に質疑がなされて結構だと思うんですけど、私は角度を変えてお尋ねをし、また私の意見も申し上げたいと思います。  前回の特別委員会のときに、この委員会としては都市活性化委員会ですけれども、時節柄前倒しというようなことで新幹線の問題がぽっと出てきた。秋田と盛岡に行って、非常に我々はいい勉強をした。  その後、4月10日に自民党の政調を中心として新幹線の勉強会があった。これは一般的には囲み記事で市民に伝えられただけです。建設大臣、自治大臣をされた野田代議士、それから自称、建設行政の技術屋であると紹介しておられたところの林田彪代議士のお二人を迎えて、いろいろあったわけですけれども、県議が10名ぐらい、市会からは主海委員長外二、三名出席しました。県も市も新幹線に関係する幹部が全部出席していたと思うんです。そのときの所感を私自身持っておりますけども、出席された、当時まだ建設局長でなかったころの上田さん、それから千葉さんも来ておられた、それから永田さんも来ておられた。あの会議、1時間40分ぐらいでした、8時からでしたから。新幹線に関係する立場にある方として、所感をお聞きしたいと思います。 ◎千葉忠 熊本駅周辺整備事務所長  私もあのとき出席をさせていただきました。主に野田先生から今の国の考え方の御説明をいただきまして、私自身の個人的な考えとしましては、非常に心強く思ったわけでございます。そういった中で、あの時点でも御指摘がございましたように、県市が一体となった形で新幹線を迎える準備をしなければいけないというのを実感したわけでございます。  したがいまして、県の方も今回、人事異動等もあっておりまして、強化をしていただいた部分もございまして、そこと密着な関係で今後そういった協議を重ねながら、一日でも早く新幹線を迎えるような状況にしていきたいというふうに実感しているところでございます。 ◆紫垣正良 委員  2人の先生は新幹線問題に関しては十分な知識が、御経験もあるわけです。県の幹部の方が答弁に窮しておられた。それから市の方はほとんど発言しておられない。私はあの会は勉強にはなったけど、虚像をなで回すような感じがしたんです。  県市との協定案はたしか平成9年でしたか。でも七、八年たつと、あのころは前倒し論なんかなかったですよね、現実的には。したがって、県も市も私は見直しする時期が来ているのではないかなということも私は思いました。それから議員さんたちがやはり空回りした意見が多かったですね。というのは、言いかえればフラストレーションですよ。最後は三位一体論までかみついたですな。三位一体ということは、私は新幹線に別の意味で必要だと思います。これは地域住民と、県市、それから議会ですよ。この三位一体がもう少しうまいぐあいにタッグを組まないといけないということを私はあのとき思いました。  それでいろいろきょうは論議が出ておりますけれども、新幹線について県市といま一度、異動もあっておりますから、十二分に練り直してもらいたいと私は思います。 ◎上田謙一 建設局長  4月10日のときはテレビと新聞で見ましたけれども、特に私が事務所長をしておりまして4年目のとき、この特別委員会が始まったわけですが、先ほど内藤局長も言われましたけど、特段県と市がけんかしているという意味ではないんですけど、何となく歯車がかみ合わないとか、思いが伝わらないというところで、非常に歯がゆいといいますか、どうしたらいいんだろうなという思いにかられていたわけですが、まさにそういうことだったんだろうなと。  そういうこともあって、ナンバー2と言われる副市長さんと副知事さんとの会談もありまして、それを契機に、お互いにもうちょっと組織の方も動きやすくしようではないかという話もあったようですので、その辺で若干異動等もあっておりますし、県の組織もちょっとさわられたような話も聞きましたので、こういう会での意見をもとに改めてゼロベースで再度チャレンジするという気持ちが必要ではないかと思っております。 ◆紫垣正良 委員  私も隔靴掻痒の感がしたですよ。  それから県市のトップの今まで交渉してこられた方が、歌の文句ではないですけど、あの人は行って行ってしもうたで、やっぱりそれにかわる人が真剣に腰を入れてやってもらわないといかんと思いますよ。地域住民にこれは影響することですから。  それから秋田と盛岡を視察したとき、私は盛岡の方が受け入れ体制がよかったと思うんです。それで新幹線、新幹線と言っても、これは一過性のようですね。それで、ストロー現象になるところもあるし、秋田の場合は青森ということですから。  それで図書館の問題も出ました。しかし、図書館はこういう機会をとらえて、熊本は文教都市ですから社会資本としてぜひお願いしたいです。  しかし、図書館に県外からわざわざ来るという人は余りいないです。よその方が整備されておるもの。それはそれとして別次元で熊本市全体を売り込む、熊本城とペアになるような、熊本市が浮揚するような施設をこの際つくらにゃいかんと思うんです。それで新聞によると、西日本の国立博物館ができます。それから、我々が行った盛岡では、あの先人館もちゃんとできている。お隣の鹿児島では黎明館、それから山口市は山口市全体の博物館をつくる。これはやはりその都市の人の歴史、伝統を涵養すると同時に、県外から来る人の受け皿をつくっているわけです。だから、新幹線を引っ張ってくるだけで熊本市はそう目立った浮揚はしないということを、この間、秋田と盛岡に行って私は痛感したんですよ。  だから、この特別委員会は都市活性化特別委員会です。ただ、時節柄、新幹線に取り組んでいるわけですから、もう少しそういう点も考えてやらなければいかん。そうした県外の人を引きつける施設というのは、一朝一夕にはできないですよ。これは積み立てだってまだ50億円ないでしょう。そういうことを考えますと、この庁舎をつくったときに100億円突破しとったですよね。だから取り崩しができたんです。だから、そう簡単には財政が厳しくてできないから、熊本城400年に合わせてやるものやら、この新幹線が来るときに逆算してやるのやら、やっぱり調査費をつけるような形で、そういう施設に取り組まなければいけないと私は思います。ぜひそういうふうに皆さんのお気持ちがあれば、お取り計らいをお願いしたいと思います。  いま一つは、きょうは副委員長が欠席ですけど、視察に行ったとき、四、五人の方も御一緒でしたけど、机の上でいろいろ言うのもいいけど、やはり新幹線がどういうふうになっているかというようなことを、ひとつ目で見ようではありませんかというふうなことを言われました。私はなるほどなと思ったんです。というのは、建設委員会で新幹線の一部分ですけども、視察をしてまいりました。やっぱり百聞は一見にしかずですね。熊本駅の裏もずっと見ました。本当に西部劇に出てくるような、もう表だけです、いいのは。裏はクモの巣がいっぱい張ったような形で寒心を持ったわけです。  それで、この委員会として、副委員長はきょう欠席ですけれども、ぜひそういう企画、計画をしてくれということを言っておられましたから、委員の方々の御同意が得られれば、ひとつ委員長よろしくお取り計らいをお願いしたいと思います。時間が余りありませんから、口早に二、三申し上げたことを御了解いただきたいと思います。 ○主海偉佐雄 委員長  きょうは、全委員の皆さん方に御発言をいただきました。時間もそろそろきたようでございますが、今の特別調査費なども、私どもも声を張り上げていきたいと思いますが、何といっても新幹線、何度も申し上げますが新八代から鹿児島に開通したということで、市民はもちろんですけども、県民の衆目の集まるところということですね。  それで、内藤局長もおっしゃいましたけども、日程があるようでないんですね。当然、熊本市が全力投球をしなくてはならないということで、私ども委員会も予算面ももちろんですが、職員の数あたりも含めて全力投球ができるようにバックアップをしていきたいというふうに思っております。  県と市の問題、国の問題もありますけれども、それから先ほども意見が出ておりますが、民間の活力を引き出すためにいかにあるべきか。もちろん行政に携わっておられます皆さん方ももちろんですけど、時と場合では当委員会も一歩踏み出して、経済界あるいはそういった方々との意見交換会もやるかなというふうにも思っております。これは各委員の先生方の御了解をいただいてのことですけれども、ひとつ全力投球をやっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それから、今、紫垣委員からも提案がありましたが、この日程につきましては、閉会をしまして、調整だけはさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  そういうことできょうは審議をとどめたいと思いますが、よろしゅうございますか。           (「はい」と呼ぶ者あり) ○主海偉佐雄 委員長  次回は、この発足当時にテーマを決めておりますので、都市交通網の整備についてを議題とさせていただきたいと思います。  委員の皆さん方で資料等の要求がございましたら、きょうに限らずで結構ですので、私ども、あるいはまた事務局の方にお申し出をいただけるならばというふうに思います。  また、次回の当委員会の開催日につきましては、次回の定例会中にでも、日程の調整をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ◆北口和皇 委員  先ほど要望いたしました件については、ぜひお願いいたします。  特別委員会というのは回数が少ないですから、新幹線について、またいつの時期になるかわかりませんので、1万平米についてのパースについてですとか、県市の協定にしてもそうですけれども、急いでいただかないと、予算の配分について新幹線でどれほど要るのか。もう次年度の予算がそこまで来ています。9月ぐらいにはもうやらなければいけませんので、その後の配分に影響しますので、できるだけ早く新幹線でどの程度要るのか、中長期的なビジョンというのをきちんと執行部の方で打ち出していただきたいということを強く要望しておきます。 ◆紫垣正良 委員  きょうはかなり宿題が多かったと思うんですよ。次期は交通問題ということですけども、都市整備局長をしておられた中原さんが交通事業管理者に行っておられるから二刀流でいろいろ答弁されると思いますけども、いろいろできることとできないこととあるわけですよ。県が調子のいいことを言っている場合もある。それは牛嶋先生が話したけれども、県会議員さんに言う場合と市会議員さんに話す場合は違うわけですから、これはやっぱり人間ですから、だからこの委員会で答弁できるものはしてもらわないといかんし、できないものはできない。これは口を濁さずに言ってください。資料もやはり提供してもらいたいと思います。  だから、この次の委員会は交通問題だけに限らず、きょうの特別委員会の宿題をひとつ整理して話をしてください。 ◎内藤祐二郎 都市整備局長  東Aの件ですが、今までの概念ではどうしても事業が成り立たないということで時間だけが経過した経緯がございます。ですから、私どもは全く違う視点で可能性の中に、先ほど申しましたように社会活動、経済活動が伴って事業が可能で、それが赤字を出したり、倒産したりしないものを、そういう条件の枠の中で新たなものを組み立てたいと今思っておりますので、内容次第ではお話しできない内容があるかもしれません。ただ、その枠内でおさまるものは何かということを今後徹底的に追求していって、できるだけ早くお出ししたいと考えておりますので、次回、次々回ぐらいでこういうものをつくりますというのがまだお話しできないかもしれません。多分相手様のいろんな御都合もあると思いますので。ただ、公表できるものは公表してまいります。その辺の今からの交渉というのがまさに一番難しいところになると思いますので、その辺はどうぞ御理解をいただきたいと思います。できるだけ早く出します。 ◆北口和皇 委員  お話しできないものは秘密会でやっていただきたい。それぞれに守秘義務がございますので、そうしたところはぜひ私どもも聞かせていただきたいと思っておりますので、執行部案があったら、ぜひそれを提示していただきたいと思います。  私どももそうした場で論議をしなければいけないと思っております、市民の負託を受けた以上は。お出しになったときに既に遅かったでは困りますので、きちんとこうした案でいきたいと。今先方と折衝しているというようなことで、きちんと提示をしていただきたいと思っております。これが市長の公約である公の場で論議をするということではないですか。  マスコミ公表ができない場合は秘密会でやっていただきたいということを強く要望いたしておきます。  なぜ言うかというのは、くどいようですけれども、新幹線にかかる予算がバブルの時期ならともかく三位一体ということで、なおかつ市の財政状態は非常に厳しい。その中において新幹線が今後どうなっていくのか。1万平米の中に予算はどの程度要るのか。今後、県市負担分がどの程度なのか。バブルの時期ならばいいですよ、どれだけ出しても。しかし、今現在、不利益をこうむっているこんな時期に熊本市に負担を要求されても厳しいですよ。だから、不利益をこうむった分というのは国にお願いして負担軽減がなされないかということも国に陳情いたしてきました。  そういうことも含めたところで他の予算に影響するわけですよ。新幹線で幾ら要るかによって、他の例えば教育予算が削られたりということになりかねない。だからこそ、新幹線で今後どの程度要るのかということは、きちんと中長期的なビジョンのもとに執行部はつかんでおいていただきたい。それは私どもに大体この程度になりますと。  それが今後、例えばその施設が赤字が出てくるならば、その分が市民負担分になっていくわけですよ。 ◎内藤祐二郎 都市整備局長  何もかも秘密にするつもりはございません。ただ、どうしても相手様との交渉がございますので、その時間をいただきたいということでございます。 ○主海偉佐雄 委員長  それではこれをもちまして総合的都市活性化に関する特別委員会を閉会いたします。                             午前11時49分 閉会 出席説明員  〔企画財政局〕    企画財政局長   今 長 岳 志    局次長兼企画広報部長                                 宗 村   收    企画課長     高 田   晋    広域行政推進課長 豊 永 信 博  〔経済振興局〕    経済振興局長   岡 本 安 博    局次長兼商工振興部長                                 西 田 俊 之    熊本城総合事務所長古 川 泰 通    首席経済審議員  齊 藤   寛    首席経済審議員兼経済企画課長             宮 原 國 臣    商工課長     堀   洋 一    雇用福祉対策室長 村 上 三代治    熊本城総合事務所次長                                 濱 田 祐 介    熊本城総合事務所次長             中 井 俊 夫  〔都市整備局〕    都市整備局長   内 藤 祐二郎    局次長兼計画部長 松 本 富士男    熊本駅周辺整備事務所長         開発部長     加 来 英 雄             千 葉   忠    都市計画課長   佐 藤 信 次    交通計画課長   吉 野   勇    市街地開発課長  佐 村 雅 昭    熊本駅周辺整備事務所次長                                 鍋 島 陽 一    熊本駅周辺整備事務所次長        熊本駅周辺整備事務所次長             陶 山 敬 郎             永 田 剛 毅  〔建 設 局〕    建設局長     上 田 謙 一    局次長兼管理部長 濱 田 清 水    道路部長     東   尚 昭    街路課長     丸 岡 精四郎  〔交 通 局〕    交通事業管理者  中 原 謙 吉    次長       阿 部 崇 熙    次長       高 野   博    総務課長     西 本 賢 正...